ユーロ圏の問題で大きく話題なのはギリシャですね。この問題が片付けば欧州の問題が綺麗サッパリ解決するということにはなりません。FXでユーロを絡むトレードをしている人は当たり前だけどやっぱりきっちり押さえておきたいことについて今回はご紹介していきます。
■ユーロ圏の公式使用国と地域の数をご存知ですか?
アメリカやイギリスや日本といった国は1国1通貨なので非常にシンプルだと思います。しかしユーロはそうは行きません。実際に利用できる国と地域は全部でいくつあるでしょうか
答えは公式地域は全部で17カ国です。
アイルランド イタリア エストニア オーストリア オランダ キプロス ギリシャ スペイン スロバキア スロベニア ドイツ フィンランド フランス ベルギー ポルトガル マルタ ルクセンブルク
ちなみに公式な協定により使用している5つの国・地域が5つあります。
サンピエール島・ミクロン島(フランス領) サンマリノ バチカン マヨット(フランス領) モナコ
それ以外にも非公式で使える国や地域が7つあるので非常にたくさんの国で利用できますね。
■20を超える国で使える通貨がたった1つの国によって大暴落
2011~2012年はギリシャ問題で非常にユーロが乱高下しています。参加国が多ければ1国あたりのリスクって分散されないの?って思うかもしれませんがお金は信頼をベースとした取引なのでお札自体はただの紙切れなのです。信頼が会を与えているので。
そのためたった1国によって使用している国が破綻をしてしまうとお金の信頼が下がってしまったり、その国を債務を持っている周りの国の財政がその分赤字になるので連鎖的に問題が発生するのです。
■ギリシャのあとはどこの国?
とはいってもギリシャ問題が終わったら安定するんじゃないの?って思うかもしれませんがそうは行きません。財政赤字の国はまだまだあります。最初のボスを倒しても次はポルトガル、イタリア、アイルランド、スペイン四天王が現れます!
こういったことがあるので何も意識せずにユーロを買いで入ることはトレーダーとしては失格です。
こういった基本的なことを押さえてリスクがある通貨なんだなという意識を追っておくだけでギリシャショックといった時にもパニックを起きずにトレードできますし、瀑下げした時に売りで入ることが可能になります。
ボラリティが大きい通貨だけに売りでも買いでもきっちり稼いでいきたいですね