12月になるとトレードはしてはいけない。っというのがまあ定説ですよね。それは商いが少なくなるからっと言われています。でもその説明だけだとちょっと腑に落ちない人も多いと思います。
そこで今回は12月にトレードをしてはいけない理由と12月の乗り切り方をメンタルからみた切り口でご紹介していきたいと思います。
■商いが少なくなるとなんでトレードしちゃダメなの?
トレードは需要と供給で成り立っているのは当たり前のお話ですが、商いが少なくなるとその送料が減るのでイレギュラーなニュースやちょっとした大きい売買で相場が動きやすくなります。そのため相場が適正な価格ではなく普段よりも荒れた相場になってしまうため予測がしにくくなります。
例えば10人のクラスの平均点と40人のクラスの平均点だと前者のほうが1人天才がいると一気に平均点がぶれますよね。もしくは1人が風邪を引いて普段よりも悪い点数を取ると平均が下がります。でも人数が多ければ他の生徒によりそのイレギュラーを吸収しきって影響が少なくなるってことです。
■12月のトレーダーの心には魔物が潜んでいる
さてここからがメンタルのお話でございます。12月は1年の総決算です。その相場でトレードをする人たちの心境は次の通り
負けている人:取り返すためにハイレバで結局損をする
勝っている人:ちょっとぐらい損してもいいかなという甘さで損をする
っという流れで負けている人は負けを取り戻そうとして無理をしてトレードをするのでハイレバ気味になって感覚が麻痺するギャンブラー的なトレードが増える
勝っている人は心に余裕があるけれどちょっと欲張りになり、慢心なメンタルになってしまい損をしやすくなる。
さらに、12月の今年も終わりだ!っていう気持ちのゆるみも出てきて結局メンタル的にも相場的にもいいトレード条件なんて無いんですよね。
■トレードは11月でクローズ12月は反省会と大掃除
勝ち取った利益はとりあえず確保して口座から引き出す。そして12月にはその年のトレード成績を集計して負けトレードについて全体の総括と個別の反省点を洗い出すこと。
本気で反省会して対策を練るとなると1ヶ月でも足りないぐらいだと思います。そしてあとは翌年に向けての机と部屋の大掃除をしなければいけません。カレンダーも変えなきゃいけないしトレード以外にできていないことをガシガシ片付けることが大事!
これをやると翌年に対しても目標設定もできるし気持ちのいい環境でトレードができます。意外と12月ぎりぎりまでトレードをしているともう来年は頑張ればいいやってなってしまい、結局反省も何もできなくずるずるしちゃいます。
■でも12月もトレードしたい人へ
12月のトレードはとりあえず稼いだ利益は引き出していつも以上の余剰資金でトレードしましょう。そしてトレードする目的は『利益を出すことではなく相場観を鈍らせないこと』ここに重点をおいてトレードすれば普段よりも自分に厳しいトレードが出来るはずです。
トレードは1年通して最後にプラスであればいいんです。12月で黒字にもっていく!っていう人はトレーダーではなくギャンブラーでございます。