FXの初心者向けの本には同通貨ペア同士の両建てはNGというのがあります。ただ単純に両建てを真っ向から否定するのもいいですが、折角なので両建てのメリットを考えてリスクヘッジとして使えるよというのを今回はご紹介します。きっと無意識にやっている人も多いと思います。
■視野を調整すれば誰でも両建てでリスクヘッジが出来る
まずはこちらの為替チャートを御覧ください。
2種類の為替チャートがあります。どちらもユーロドルです。それぞれのトレンドを考えてみてください。
上段:上昇トレンド
下段:下降トレンド
この2種類となるのがわかると思います。さてここで質問です。FXは順張りトレードがセオリーですが、上の段と下の段それぞれで売りと買いどちらで入るのがセオリーでしょうか
素直に考えれば下のようになると思います。
上段:買いでエントリー
下段:売りでエントリー
さてここまででなにが言いたいかもうお分かりでしょう。2種類の為替チャートは同じ通貨ですが違うのはローソク足の時間が違います。※それぞれの時間の設定に意味はありません。
ここでは時間がそれぞれ違うということが重要なのです。
要するに一つの通貨ペアで時間軸を変えるだけでエントリータイミングが買いにも売りにもなるんです。ということはそれぞれの時間軸でポジションを立てると両建てになりますよね。
どうでしょうか。あっさりFXで両建てトレードが使えるようになっちゃいました。しかも両方持ってるのでリスクヘッジにもなってますよね。
もちろんそれぞれ損切りは大事ですよ。これをやることでポジションを持っているときは両建てでリスクヘッジになりつつも、時間軸が違うため利確ポイントがずれます。
両方共売りだけ、両方共買いだけでエントリーするよりもよっぽど安全だと思いませんか?
単純にFXの本で両建てはダメだ。って書いてあるからそれを鵜呑みにして駄目だやめよう。と思うより本当にそうかなぁ。どうしても使えないかなって考えることで新しい発見があります。人に言われてそのままよりも疑って自分で考えて自分で納得したほうが言い訳をしなくてすみます。
ぜひこういった視点でFXを楽しんでくださいね。